SPI REPORT

オンライン・マーケティング・データベース

調査データの管理

 現代のビジネス環境においては、マーケティング戦略を導くために様々な調査が行われています。ブランドトラッキング調査、消費者調査、セールス関連データ、等。

 その調査データを活用し、いかに客観的で有効な戦略を導き出せるかが、ビジネスの成否を分ける重要なポイントであることは言うまでもありません。しかし、多額なコストをかけてさまざまな調査をしているものの、各部署にデータが散在してしまっている、内容の把握ができておらず活用できていない、古いデータと新しいデータが混在してしまっている、という企業も多いのではないでしょうか。

 そこで今回は、弊社のオンライン・マーケティング・データベース「SPIRIT」による調査データ管理・集計・収集サービスについてご紹介したいと思います。

データを有効に利用するために

 同じセールスデータでも、エリア戦略を導く際にはエリア別セールスデータが必要ですし、購買層の分析のためには性年齢別セールスデータが必要です。このように、データを有効に利用するには、「調査の内容・結果」、「企業の背景・戦略」の両方を十分理解した上で、「調査データと戦略導出との橋渡し」、つまり、「使用者の利用目的に従ったデータ提供」がされる必要があります。

しかし上述したように、実際はうまく行えていないケースが多いようです。これには以下のような原因が考えられます。

クライアント側の事情
データ整理・調査内容の把握には労力がかかり、なかなか時間を割けない
データが膨大で多岐に亘るため、どのように集計・分析してよいかわからない
調査会社側の事情
調査の内容は把握しているが、戦略を十分把握できていないため、一般的なレポートの提出のみで終わってしまう (戦略にかかわることについては業務範囲外であることが多いようです)

SPIRITの役割 - ケーススタディ -

そこで、エスピーアイでは、「SPIRIT」を用いて、「調査データと戦略導出との橋渡し」を行っています。実際に弊社で開発したSPIRITのケースをご紹介させていただきます。

このFMCG商品を扱うクライアントでは、定期的にブランド認知などの消費者調査を行っており、これらのデータをメディアプランニング、戦略導出のための分析に効率的に活かしたい、という希望がありました。よって広告量と主要な指標についてSPIRITを構築することとなりました。

そこで弊社は、以下の手順を踏んで、このクライアント向けのSPIRITの構築を進めました。(図1参照)

(1) 戦略の理解と調査内容の把握

 このクライアントについては、過去から弊社で分析業務を担当させていただいていたので、戦略については把握できていました。その上で、調査データに詳細に目を通し、どのデータが利用可能なのか、また、必要なデータにカスタマイズするためにどう集計すべきかを検討しました。

(2) SPIRITのメニュー決定・構築

 調査内容、使用目的などから、このクライアントのSPIRITには、(1)調査データのターゲット別時系列集計、(2)GRP・TARP量の集計、の2つのメニューを盛り込むことになりました。様々な使用目的に応えられるよう、集計の方法は、エリア別、局別、期間別など、自由に設定できるようにしました。また、競合のデータもデータベースに含みました。名前こそ「SPIRIT」で統一していますが、各クライアントによって仕様は全く異なったものになります。

(3) 構築後

 SPIRIT構築後は、メンテナンス、アップデートも弊社が行っています。クライアントの担当者は、社内を探し回ることなく、365日24時間インターネットにアクセスし、その時の目的に合ったデータを取得できるようになりました。

 また、このクライアントに関しては、前述のようにプランニング業務・分析業務を行っているため(分析の詳細は「MSA」の項をご参照ください)、弊社でもこのSPIRITを利用してより迅速にデータを収集し、結果を提出できるようになりました。

(図1)

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オンライン化による業務の効率化

 また、このクライアントでは、以上のような「戦略立案のためのデータベース」としての機能以外にオンラインであることを活かして、TVCF放映素材指定に関する業務の効率化も行いました。(図2参照)

 一般的に、放映素材の指定においてはクライアント、バイイングエージェンシー、クリエイティブエージェンシーの三社で、素材を変更するたびにファイルのやりとりを行う必要があり、また手元のファイルが最新版かどうかを常に確認する必要があるなど、煩雑なものになりがちです。

しかしこのシステムを利用すれば、放映したい素材を選び、枠に合わせてクリックするだけで指定作業は完了し、常に最新の素材指定状況を共有できますので、素材指定作業の軽減、やり取りの簡素化、意思疎通におけるミスの減少など、さまざまなメリットを享受することができます。

(図2)

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今回のケース以外でも、弊社では多くのクライアントに対してSPIRITのサービスを提供しています。データをもっと有効に、効率よく利用したい、とお考えでしたら、弊社までご連絡ください。

より詳細な情報をお求めの方は、spiindex@spi-consultants.netまでご連絡下さい。

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