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SPIINDEX(TVスポット市場平均コスト)のデフレ原因分析2009年対2008年

1. SPIINDEX(TVスポット市場平均コスト)の推移

2009年は2008年に対し、東阪名全ての地区において、大幅なデフレが記録された。SPIINDEX(TVスポット市場平均コスト)は、
スポット売上 ÷ スポット15秒世帯GRP
で算出される為、この2つの変動要因を分析し、デフレの原因を明らかにしていく。

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2. SPIINDEXの変動要因

東阪名合計で、2008年に対し、11%程値下がりした。スポット売上の10%程度の減少に加え、スポット15秒世帯GRPが微増した事が要因となった。

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3. SPIINDEXの変動要因: スポット15秒世帯GRP

スポット15秒世帯GRPは、「スポット視聴率(15秒当たり)」と「スポット総放映秒数」により変動する。対2008年では、スポット視聴率(15秒当たり)はほぼ同レベルであった。一方、番組CMとスポットの合計CM放映秒数は変わっていないものの、提供番組CM放映秒数が減少し、スポットCM放映秒数が増加していた。総CM放映時間はほぼ変動無しだったが、提供番組CMが売れずに枠が減少し、スポット枠としてバラして販売された事が、スポット枠増加の原因と推測される。

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4. 総括

2009年のSPIINDEXは、対2008年で11%程減少しているが、その原因は以下の通りであった。2008年に対し、

  • + スポット売上: 10%程減少
  • + スポット15秒世帯GRP: 1%増加
  • ♦ スポット視聴率: ほぼ同レベル
  • ♦ スポット総量: 3%程増加(提供番組枠が減少し、スポット枠が増加した)

より詳細な情報をお求めの方は、spiindex@spi-consultants.netまでご連絡下さい。

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