SPI NEWS
【Ⅰ】テレビスポットCM単価“SPIINDEX”の推移と今後の予測
*下記手法にて分析しています。
・当月含む前12ヵ月移動平均値(季節性・短期影響を省く為)
・「対2008年1月(リーマンショック影響の直後)」比
1. 過去結果(2008年頭から2012年8月までの推移)と、短期未来予測(2013年2月まで)
2012年は、4・5月に前年の震災によるデフレからの反動があったが、それを除くとインフレ率は若干プラス程度で推移している。
2013年初に向かっても若干のインフレで推移すると予測される。
【Ⅱ】SPIミニコラム
弊社アナリストによる「SPIミニコラム」、第11回目となります。
シリーズ「mROI分析~”SYNTHESIS”」第4弾は、「マーケティング/メディア/広告購買への知識」です。
<mROI分析~”SYNTHESIS”:「マーケティング/メディア/広告購買への知識」>
mROI分析、特に現在ご紹介している“広告投資に対する各メディアの効果”についての結果算出とその意味の分析には、「マーケティング/メディア/広告購買への知識」が欠かせません。
「マーケティング/メディア/広告購買への知識」の重要性とは?
mROI分析に重要な3つ目の要素、「マーケティング/メディア/広告購買への知識」についてです。
mROI分析に限らず、「分析」結果を有効利用する為に重要なのは、その精緻さのみならず“でてきた結果=数値に対しての正しい解釈”です。
特にmROI分析では、色々な切り口での結果が出てくる為、結果の解釈が非常に重要となります。
●「TVCM出稿は電話注文だけでなく、一般雑誌からの注文アクセスにも繋がっており、TVCMはwebからの注文アクセスよりも雑誌へのアクセスを促している」
という結果が出たとして、その理由を噛み砕いて解釈し、次回へのインプリケーションへ繋げなければならないからです。
~TVCMは何故、雑誌からの注文増加に貢献しているのか?
~TVCMは何故、webよりも雑誌からの注文増加に繋がっているのか?
~では、次回キャンペーンでは、TVCMと雑誌への広告予算を増やすべきなのか?
上記のような問いに答える為には、対象のプロダクト、CM訴求内容、一般的な購買プロセス等を理解し、分析結果を読み解ける力が必要です。
そもそも、上記プロセスへの理解が不充分なまま分析を行うと、分析手法自体が不適切となり、結果を不適切なモノとしてしまう可能性があります。
更に、mROI結果はあくまで「過去からの結果」である為、条件の変わる「未来への投資配分」を最適化するには、未来への知見も加味して分析結果を読み解かなければならないでしょう。
その為、「マーケティング/メディア/広告購買への知識」はmROI分析の結果算出と結果分析(=解釈)の両方にとってとても重要なモノとなります。
SPIでは、統計的分析手法のみならず、上記のような「マーケティング/メディア/広告購買の知識」を持ったコンサルタントがmROI分析を担当する為、より精緻な結果と、結果を基にした分析/コンサルティングをご提供する事が可能となっております。
次回は最後に、mROI分析の適切な運用方法についてご説明・ご提案したいと思います。より詳細な情報をお求めの方は、spiindex@spi-consultants.netまでご連絡下さい。